人文社会科学部人文科学コース 仲嶺真講師が筆頭著者の研究論文「Posttraumatic stress symptoms in victims of the Tokyo Subway Sarin Attack: Twenty years later.」がJournal of Social and Clinical Psychology誌に採択されました。

2019年1月24日

 人文社会科学部人文科学コース 仲嶺真講師が筆頭著者の研究論文「Posttraumatic stress symptoms in victims of the Tokyo Subway Sarin Attack: Twenty years later.」がJournal of Social and Clinical Psychology誌に採択され、2018年12月8日に公開されました。

 本研究は1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件被害者の事件から20年後の心身状態について調査したものです。事件から20年経っていても,2〜4割の調査対象者が重いストレス症状を抱えており,そのストレス症状の重さは事件による身体的被害の大きさや事件後の生活環境の悪化と関連していることがわかりました。
 テロ事件が被害者の心身状態に及ぼす長期的な影響についての研究結果はあまり多くないことから,本研究はテロ事件被害者の長期的な心身状態を理解する貴重な資料になると考えられます。

【本論文と関連する日本語の研究論文】
藤田 浩之・髙橋 幸子・仲嶺 真・小林 麻衣子・松井 豊 (2016). 地下鉄サリン事件 テロ事件における被害者の身体および精神症状ー事件から20年の変化ー 筑波大学心理学研究, 52,77-84.

(リンク:http://jairo.nii.ac.jp/0025/00040073

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