【えんむすび隊】なかやま山芋まつりを盛り上げよう!(安田町)

2019年12月25日

2019年12月8日(日) 「『なかやま山芋まつり』をみんなで盛り上げよう!」in安田町

今回学生15名が、中山を元気にする会が主催のイベント「なかやま山芋まつり」のお手伝いに向かいました。

DSC_1047.JPG

DSC_106.jpg
とてもいいお天気の中、会場となった安田町集落活動センターなかやまには昨年に続き2500人程のお客さんが集まり大盛況でした。
毎年参加し安田町のみなさんと会えることを楽しみにしている学生も多いのですが、中山のみなさんとの再会に声を上げて喜んでいました。

DSC_1052.JPG

安田町中山地区は自然薯の産地で、この土地で作られる自然薯はふわふわと粘り気の強いことが特徴です。会場では今が旬の自然薯が1本まるごとずらりと並び、お客さんは自分で手に取って重さを感じながら選んでいました。えんむすび隊は、5月に植え付けと12月1日には収穫のお手伝いをさせていただき、1本まるごと立派な自然薯を作る大変さも感じることができました。

DSC_1046.JPG

寒空の下、到着時にはお祭りの準備でみな忙しく動いていました。学生は販売のお手伝いや準備、片付けの担当でしたが、できたお惣菜を並べ、山芋汁の提供の仕方や商品についての説明を教わり、早くから並んだお客さんの対応をしながら自然と役割分担をし、声を出してお祭りを盛り上げる一役を担っていました。

DSC_159.jpg

DSC_1060.JPG
お祭りに出店している商品を見てみると、安田町にはおいしいものがたくさんあります。
山芋汁、山芋コロッケ、山芋入りシフォンケーキ、鮎の塩焼き、鮎寿司、田舎寿司、かんば餅、山芋そば、数々のお惣菜。
また、太鼓や吹奏楽、獅子舞、抽選会、ご当地キャラクターたちによるステージなど「やまいも祭り」は1日飽きることのないお祭りでした。

DSC_1057.JPG DSC_1072.JPG

DSC_1065.JPG DSC_1050.JPG

DSC_1077.JPG

昼食は山芋汁とゆずがきいたちらし寿司。学生はお手伝いを頑張った分おいしいご飯にとても幸せを感じているようでした。商品は売れ行きが好調で、午後にもなると完売するところも。片づけをひと段落させて調理室で何かお手伝いできることはありませんか?と尋ねると…みんなでつかの間の休憩をとらせていただけることに。そこで朝2時から準備していたという元気な女性のみなさんと安田町の話や料理について、大学での話などができました。みなさんとの交流や販売のお手伝いをしているときのみなさんの優しさに触れ学生はさらに安田町のことが大好きになります。
今回のえんむすび隊では、安田町のみなさんともっと交流したい、安田町のために何かしたいと立ち上がった学生団体「安田の食応援隊」や「やすくらそう」のメンバーも一緒に交流ができる貴重な機会となりました。

DSC_10442.JPG
安田町集落活動センターなかやまを拠点に、地域住民と高知大学との連携が少しずつ形になり、これからより発展していけるように取り組んでいきます。
学生たちがじねんじょの植え付けから収穫、販売までを1年間のサイクルとして体験することで、一つひとつのえんむすび隊での学びがつながり、より地域への理解が深まることをねらいとしています。

DSC_1041.JPG

今回、学生たちは祭りのにぎやかさに驚いており、地域の活性化の一つの形を自らの目で見たことで、これまでのイメージだけの状態から具体的な形へと意識や知識を変えることができたのではないかと思います。
例年より忙しい祭りの中ではありましたが、地域の方々にあたたかく受け入れていただき、また今年も一年を通してご縁を結んでいただいて本当にありがとうございました。

以下に、学生たちの声を紹介します。

●人文学部 4年 女性
地域の方々の温かさを感じました。1年ぶりに安田に来ましたが、私のことを覚えていて下さる方がいて、幸せでした。地域にすぐにまみれる環境をつくってくださってありがたかったです。
1年間を通してその地域に行くことができるということはとても魅力的に感じました。

●農林海洋科学部 2年 女性
地域の人との交流を目的に今回参加したが、たくさんの方とお話ができ、地域に密着して活動することができた。
現在、地方では高齢化が深刻となっていて今回の活動を通してそれを改めて実感した。やはり、お年寄りの方の参加が目立ち、若い人は少ないかなと思った。このようなイベントは、高知県では数多く行われているので、大学への呼びかけやSNSによる情報発しをもっと行うべきだと感じた。馬路村のゆず祭りでは、CMによる影響で若い方もたくさんいたので地域活性化をはかるにはそのようなことも行ったほうがいいと思う。

●農林海洋科学部 1年 男性
学生が手伝いに来ることは、戦力になりながらも邪魔になることもあるかな、と心配していたが、地域の人のサポートもあって、最大限に自分の力が出せたと思った。休憩する時間も十分にあったので、ただ手伝わされたわけでも、外部の人として参加したというだけでもないということを感じた。ちょうど良い距離での学生の参加だった。

●理工学部 2年 男性
再び安田町の人々の優しさに触れて、また安田町を好きになり、更に安田町について知りたいと感じたし、もっと安田町を訪れたいと感じるようになりました。確かに安田町の減少人口という問題はあるのかもしれないが、今回のやまいも祭等のイベントが安田では行われており、安田町のことをもっと好きになる人が増えて、その魅力を発信して安田町の良さをもっともっと知ってもらいたいと感じた。

 

お問い合わせ

コラボレーション・サポート・パーク
電話:088-844-8932
コラボレーション・サポート・パーク
  • COC+ロゴ(小).jpg