【えんむすび隊】海辺の地域で子どもたちと避難訓練をしよう!

2019年8月18日

2019.8.18(日)
中土佐町久礼地区にお伺いしました!
中土佐町人権啓発センターで昨年に続き2回目の防災訓練です。

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<参加者>
えんむすび隊4名
普段センターで活動している「どろんこ子ども会」の子どもたち11名
高知県立大学「COME☆RISH」の学生4名
中土佐町人権啓発センターの方々

 

もし子どもたちや地域の方がセンターで活動しているときに大地震がきたら子どもたちはどんな反応をするのだろう…
机の下に隠れたままなのか、何を持って逃げるのか、どこへ避難するか、けがをして動けなくなったら、
何を食べるか、どんな避難所だったら良いと思うか、友達や家族と連絡がとれなくなったらどうする?
 

<今回の防災訓練の目標>
・子どもたちも地域の方々も災害発生時安全に早く避難場所へ動くこと
・普段の生活や避難所で備えることの必要性
・けが等で車いすを利用している人と一緒に避難するとき高台へ上がる際どうしたらよいかを考えること。
また、大学が身近にない地域の子どもたちにとって今回大学生と交流することで自分の近い大人像を考える機会にも
なればいいなとセンターの方のお話の中にありました。


●避難訓練●
(子どもたちは2班に分かれ、順番に歩いて10分程の高台まで避難します。もう一つの班は車イス1名と学生1名、引率2名での避難。
道中学生が立っており子どもたちにクイズを出して高台への到着時間を計ります。)
・地震発生
・クイズ1:何を持って逃げますか。5つカードを選んでください。

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・クイズ2:アクシデント事項が書かれたカードを引いて対応する。

 例)車いすで避難していたらタイヤがパンクしました。空気入れで空気を入れるかおんぶで高台まで避難する

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・クイズ3:〇×クイズ

 例)外出時地震が発生しました。コンビニ、ガソリンスタンド、交番のうち避難するのに最も安全な場所はガソリンスタンドである〇か×か。

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・高台へ:到着時間は地震発生から津波が押し寄せる20分以内だったか。

センターに戻ると、みんなで避難訓練の振返り、クイズの答え合わせと解説です。

クイズ3の例の答えは〇。ガソリンスタンドはガソリンを扱うところなので消防法により一般の家庭より耐震性に優れた構造となっているそうです。

そして炊き出し訓練!みんなでおにぎりと焼きそばをたくさん作り、子どもたちだけでアルファ米を作ってくれました。

アルファ化米の説明書はCOME☆RISHさんお手製です!


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最初子どもたちは学生のみんなと顔を合わせると少し緊張した様子でしたが、午前中に一緒に避難訓練をしてからはとても仲良しになりました。

午後になると、午前中の避難訓練について気づいたことや避難所としてのセンター内の設備についてなど話し合いました。

そのとき、≪みんなの命を守りたい≫センターの職員の方たちからこの強く優しい気持ちを感じました。

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今回参加したみんなが、避難訓練をする中でそれぞれの視点や目的を持っており、みんなで意見を交換することでまた新たな気づきを得て、自分の成長や周りの人を助けたり喜ばれたりと、とても有意義な時間になったのではないかと感じました。
お世話になった中土佐町のみなさんは、地域全体や子どもたちの将来、学生の学びについても考えてくださっており、とても親切にしていただきました。ありがとうございます!
また、COME☆RISHさんと一緒に活動でき、元気で明るく、食についてのお話も聞くことができてえんむすび隊にとってもとてもいい刺激をもらうことができました。また一緒に活動できることを楽しみにしています!


最後に、えんむすび隊に参加した学生の声です。

・今回年齢の異なる人たちと一緒に活動をして人とのかかわりの大切さを感じ、みんなで意見を共有することが地域を考える上で大切だと思いました。避難経路について、実際自分の目で見て現場に足を 運ぶことでどこが危ないかや対策方法などを考え、ほかの人の意見に気づかされることや自分の意見をよりよくできる意見など聞くことができた。地域の人と授業では学べないような地域の人と関わり、協力して行うボランティアに参加したいと考えていたが、地域を考える上で必要なことを学べました。

・実際に避難するとなるとなかなか難しいことがよくわかりました。今回すぐ津波が来るような緊迫感のある土地で避難路も知らない状態で参加してみて、様々な条件(発災時の居場所、自分の状態、土地の様子、誰といるかなど)を織り交ぜて体験することができた。避難訓練や施設の点検にも前向きに取り組まれていて素晴らしいと思いました。今回実際に体感したことは今後防災や避難、都市計画等について考えていくときに大いに活用できると思います。
・避難をするのが夜だとしたら避難経路に街頭がなく危険。家の塀の上に植木鉢を置かないほうがいいのでは。
・車いすで移動する際、少しの溝でも進みにくくなってしまう。また荷物がたくさんあると押しにくく、定期的にタイヤに空気が入っているかチェックすることが大事。
・センター内に消火器がいろんな場所にあること、車いすの人のためのトイレや昇降台もあるのでよかった。

 

 

 

 

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