【えんむすび隊】「じねんじょを収穫しに行こう!」in安田町

2019年2月28日
12月1日、土曜日。日が昇る前から集合してくれたえんむすび隊12名が、安田町中山地区に出発しました。
今日は5月にえんむすび隊で植え付けを行った日本産の芋、「じねんじょ」の収穫を行います。植え付けに参加してくれた学生もリピーターとして参加してくれたほか、今回はアジア圏各国の留学生たちも参加して、いつになく賑やかなえんむすび隊となりました。
 
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朝は12月らしく冷え込み始めた空気でしたが、昼頃には暑いくらいの陽気になりました。「集落活動センターなかやま」にて地域の方々とご挨拶をした後は、さっそくじねんじょの収穫に取り掛かります。
春から秋にかけてたっぷりと地中の芋を太らせたじねんじょは、外から見ると枯れた葉やつるに覆われてよく分からないのですが、それらを取り除いて、優しく土を掘っていくと…
 
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真っ白できれいなじねんじょがお目見えです。畑のあちこちから歓声やため息が聞こえるのも納得。
 
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 今日収穫したじねんじょは、翌週開催される「なかやま山芋まつり」にて販売されます。まっすぐ伸びた綺麗な芋ほど、お歳暮などの贈答品になり価値が高くなるそうです。春にトタンの波板を敷いて種芋を植え付けた理由に「なるほど」とうなずくリピーターの学生たち。
しかし、長く伸びたじねんじょほど折れやすくもあるので、扱いには注意が必要です。贈答品にもなることを伝えると、途端に学生たちの手つきが慎重になり、地域の方々から笑い声が上がりました。
 
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 収穫がひと段落すると、地域のお母さんたちが作ってくださったお昼ご飯をいただきます。収穫期ということもあって、じねんじょの芋からむかごまで、まさに「じねんじょ尽くし」のメニューをごちそうになりました。
 
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 午後からは、同地区で活動する学生団体「安田(あんた)の食応援隊(通称「あんたべ」)」の活動紹介を聞いたのち「今までとこれからの安田の魅力をどう知るか、どう感じるか」を中心に、学生と地域の方々が一緒になって意見を出し合いました。地域の方からは「遠いので、学生が事故などに遭わないか心配」というあたたかい気持ちをいただく場面もありました。
 
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 その後は、翌週に備えて会場設営の準備をお手伝いして中山を後にしました。町を出た瞬間、海に沈む夕日が目の前に現れてまた歓声。最後まで安田町の自然を五体で感じられた一日となりました。
 
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 今回、日本に来て日が浅い学生も多い中、じねんじょ収穫だけでなく、中山地区の皆様が学生との交流に参加してくださったことで、「地域」を構成するのは自然や産業ばかりでなく、そこに暮らす人も重要な要素であることを学生は自らの目と耳で知ったのではないかと思います。
 地域のみなさまに暖かく受け入れていただき、また今回ご縁を結ぶ機会をいただきまして、本当にありがとうございました。
 
 以下に、学生たちの声を紹介します。
 
●農林海洋科学部 1年 男性
英会話の授業は苦手であるし、学校で行う留学生との交流には参加したいと思えないが今回のような農作業などを通してのちょっとした交流はとてもすばらしいと思った。
地域の方との交流でも新しく、外だけでなく内への情報を発信したがっていると学べた。
 
●農林海洋科学部 1年 女性
農業がしたくて参加しました。じねんじょは自分で1から栽培したことがなかったので、どのように栽培するのか、実際にやって、学びたかった。前回、じねんじょの植え付けに来た時、安田の地域の皆さんがあたたかい人ばかりで居心地が良く、ご飯がおいしかったことも印象的だったので、今回の参加を決めました。
じねんじょの収穫ができて楽しかったです。私達は植え付けと収穫しかしていませんが、それまでの管理も大変だったと思うし、その過程も見ていたかったな、と思うので、除草や施肥などの作業もお手伝いしたかったなと思いました。安田で新しくやりたいことのひとつに、新しい調理法を考える、というのがありましたが、それをあんたべの人達だけ、あるいは、地域の人達だけが考えるのではなく、学生も地域の人も一緒に考案するようにすればいいのではないかと思った。
今回は海外の人が多くなかなかコミュニケーションをとるのが難しかったですが、たくさん声をかけてくれたり、意見を言い合えたのが良かったなと思います。英語はもちろんですが、インドネシア語や中国語も勉強したいなと思いました。
 
●地域協働学部 3年 男性
I want to know more about Japan especially in Yasuda City, to get more knowledge with local people, have new experience to harvest Jinenjo.
It was very interesting to have some activities in here, enjoying the food, and very good viewing scenery in here. Sometimes for me it is very hard to do communication with them become of my language. My suggestion to this rural area or this event, still increasing the activities and keep going because it was already good for me. And thepresentation if it is possible please provide one or more student that can speak English.
 
●地域協働学部 3年 女性
I want to learn how to do “じねんじょ” in Yasuda Town. And I want to know how is Yasuda Town and also the local people who living here too.
My first impression about Yasuda Town is very good-living and the local people are very kind and friendly. Beside of that the activities was very interesting and I felt enjoy an this event.
I learned many things on this event and the most thing I learned in here was about their problems who living here because I was surprised this building was highschool and already closed around 10 yers because the kids is very small population in here and gona decrease. So I think it’s very good for the university student helping Yasuda Town’s local people to promote their event and also make some accompany with company to support Yasuda Town exactly their events.
 
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