【コラボ考房プロジェクト】平成30年度第3回ブラッシュアップ会を開催しました!

2018年12月12日
 気が付くと師走。今年6月に第1回を開催してあっという間に第3回目となりました。先日12月1日(土)に高知大学で開催されたブラッシュアップ会の模様です。
 
 今回は7団体32名の学生が参加し新規企画の発表もあって、たいへん賑やかで明るい雰囲気の活動報告&交流会となりました。
 
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 前回の発表は10月でしたが、それから約2か月。サポート支援中の「ハンプロ」と「さきらぶ」の2団体は、その後の進捗状況が気になっていましたが、この2か月間で、前回掲げていた目標や課題に向かって積極的に活動してきたことが随所に伺えました。
 
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 毎回ブラッシュアップ会では参加した学生さんから、それぞれお互いに発表の感想をコメントシートに記入しあいます。互いの今後の活動に活かしてもらおうとあたたかな応援メッセージや提案などもありフィードバックした内容は、次の活動のモチベーションの向上にも役立っています。
 
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 「さきはま大好きクラブ」(通称:さきらぶ)のメンバーは、情報発信の一つとして、ホームページからブログに切り替え、更新も週1~2回とかなりのハイペースで行ってきました。
 「さきはま日記」で検索すると最新のブログ記事が閲覧できます。
 
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 他団体からは、
〇写真だけでなく文字色の工夫や絵文字を用いたりしていて、各投稿者の個性がでており、読みやすくてたいへんよくなっている。
〇地域とのつながりを大切にしていることが伝わってきて、更新ペースもすばらしい!さっそく読んでみたい。
といった感想が寄せられました。
 
 「さきらぶ」の“メンバーならではの想い”が詰まったパンフレット制作も1月完成をめどに進めているようです。
 まずは、地図をみて参加者全員が「点」で佐喜浜の位置が指せるようになり、「さきはま日記」と検索して、ブログチェックで応援しようと呼びかけもありました。
 
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 「狩猟」をキーワードに活動を続けている「ハンプロ」のメンバーは、今が猟期にあたり活動の最盛期。忙しい活動の合間を縫っての発表準備、そして本日の参加となりました。
 
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 活動の状況報告では、実際に罠をしかけている様子や見回り時の写真を提示したり、実際に定点カメラに映った動物たちの写真なども提示しながら、現地での活動の様子を分かりやすく伝えていました。
 他団体の学生たちにとってはまさに狩猟の現場や鳥獣被害の現状等は“あまり知らなかった世界”で、驚きと関心を一気に集めていたのが印象的でした。
 
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〇事業が大きく進展していて驚きました。学業と活動のリンクがすばらしい。
〇助成金をもらって活動していて、自分たちも活動資金を得ようと考えていたのでもっと具体的に話を聞きたいと思った。
〇新入生の勧誘や地域への貢献など考えていて、鳥獣被害という地域の課題にも向き合っているのはすばらしい。
〇山の環境など根本的な原因もありなかなか難しいと感じるが、深い考察や調査などを通して、今後、学生らしい知的な貢献も期待できそう。
 
 それぞれ互いの異なる活動分野について興味関心をもつことで、情報共有の重要性や地元との交流の意味、学生のできる貢献のあり方など、改めてそれぞれが見つめ直し考えるよい機会になったように思います。
 
 続いて、新規活動団体「あさつな」の発表の模様です。初期メンバーは4人ですが、そのうち3名が1年生。地方創生推進士の資格を取得している3年生もサポートしていて心強い存在です。
 
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 高知市旭町の地域の人たちが、昔の暮らしや地域の様子を残した50年前の写真を集めています。そのことを知り、地域の方々から当時の思い出や記憶、変遷してきた地域の思い出を、写真とともにヒアリングしながら、学生の視点でアイデアを出しあって地域の人たちと一緒に活動していきたいと思っての今回の応募です。
 
 写真は記憶され変化することなく後世に残せる時間を超えた情報伝達のツールの一つです。この活動を通して地域の歴史を知り、人々との交流で昔を振り返ることができ、学びにもなると同時に地域の人たちがより自分達の町に愛着がわくようになるような、良い活動になるといいね、といったエールがありました。
 
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 先輩継続活動団体から、今回は「あだたん!!!!」と「国際茶屋」の2つの団体が発表してくれました。発足して1年目の団体や活動を始めたばかりの団体にとっては、大いに参考になる充実のプレゼンでした。会場からの質問も活発です。
 
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 「あだたん!!!!」のメンバーは、日高村の地域のNPO法人と一緒に協力して企画や運営の手伝いをしており、先輩の代から引き継いで自分たちの代でも新たに独自の企画や活動を模索しながら実施しています。
 
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 日高メシふぇすてぃばるでの“トマトすくい”は子供たちや親子連れに大人気だったようです。
 
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 まわりの環境は年々変化していく中、課題もいくつかみえてきます。継続団体の強みは、先輩たちが開拓した地域とのつながりがすでに構築されていること。受け継いだものをうまく活かしながら、自分達の目的、目標にしっかり立ち返って、今後も楽しくいろんなことに挑戦していってほしいとエールが送られました。
 
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 発表団体のおおとりを務めたのは「国際茶屋」の皆さん。月1回終日集まって話し合う日を設けているそうです。このブラッシュアップ会の午前中を、そのMTGの一部に今月は位置付けて総勢13名のメンバーが来てくれました。
 
 2011年設立のベテラン団体だけあって、とにかく組織運営の在り方が本当にすばらしいの一言です。MTG時の役割分担にも工夫がなされ、関わるメンバーへの心遣いを忘れないように、皆が参加しやすい雰囲気づくりを大切にしているとのこと。これは組織が長年活発に活動を継続し続けられてきた秘訣のようです。
 
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〇組織の構造やグループ内の役割分担がしっかりできていて企画立案までの流れも非常にしっかりしていてすごい。
〇企画の作り方や引き継ぎの仕方など他団体がまねできる部分が大いにあると思った。
〇個人の自発性と団体の中での個々の役割分担を押し付けにならないよううまくまわしていることにとても感心させられた。
 
 社会に出てもこれほどうまく個人の思いと組織のミッションが一致し活発に円滑に楽しく有意義に組織が進化しつつ継続している事例は、現実の大人社会でも少ないのではないだろうかーという感嘆に近いコメントが出たほどです。
 
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 後半のグループワークのテーマは「活動は何のため?誰のため?」。同じグループのメンバーはそれぞれ別のグループにわかれて、他団体メンバーと話し合いました。
 
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 次回の開催は2019年3月23日(土)の午前中を予定しています。
 
 こうした地域活動をしている団体に自分もぜひ参加したいなと思った学生の方は、どこも新メンバーは大歓迎、募集中とのことです。
 学生会館2階、コラボレーション・サポート・パークに一度きてみてください。
 次回も多くの学生の皆さまのご参加をお待ちしています。
 暖かいコメントを寄せてくださったゲスト社会人の皆様、先生方、学生の皆様、ありがとうございました。
以 上

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コラボレーション・サポート・パーク
電話:088-844-8932
コラボレーション・サポート・パーク
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