【コラボ考房プロジェクト】平成30年度第1回ブラッシュアップ会を開催しました!

2018年6月29日
2018年6月23日(土)高知大学3号棟1階、310教室にて開催された今年度第1回コラボ考房プロジェクト「ブラッシュアップ会」の模様です。

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 今回参加したのは6団体23人の学生の皆さん。各団体にプレゼンのために割り当てられた時間は7分。
 これまでの活動内容の紹介と活動を通して気づいた課題、悩み、改善点、今後の活動計画などを披露しました。どの団体も事前の練習あってか、時間はほぼぴったり!素晴らしい。

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 昨年度1月に採択された2団体は、活動半年の中間報告の意味づけとなり、このブラッシュアップ会での発表、準備過程そのものもチームワークの強化となり収穫の一つとなったようです。
 活動の成果物であるパンフレットを作ったり、活動資金を得るために、自治体が支援する補助金への申請に挑戦していたり、学業の傍ら限られた時間の中、互いに協力しあいながら準備をすすめてきたことがとても伺える内容でした。

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 同じ時期に活動を始めた団体どうし、互いの活動内容はたいへん刺激にもなり、さらなる活動の原動力になったようです。

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 講評や率直な感想や意見を述べてくださる社会人ゲストや先生方のまなざしも真剣です。

 また、今回は、これまで3年間活動を続けてきた団体からは、本日の発表をもって活動を終息する4年生が参加してくれました。

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 これまでの活動をふりかえり、成果をあらためて数値化して、当初の企画段階では想定していなかった学内の反応や、それを課題ととらえ試行錯誤して新たな方策を見つけ、実践した結果、活動実績をのばしたこと等が報告されました。

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 先輩のこうした経験を踏まえてのデータに基づく発表は、活動をスタートさせたばかりの後輩にあたる学生の皆さんには、とても参考となる面が多々あったようです。

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 勇気と元気が得られ、今後の自分たちの活動に対するモチベーションがより一層あがるものだったと感想をいただきました。
 特に4年生の発表で印象的だったのは、活動によって、厳しい経済事情にある学生にとって、実質的に学業や学生生活をより豊かに充実させられるような手助けとなったこと、学内循環システムが構築できるたいへん有益なしくみができるとわかったこと、これらの小さな成功体験の積み重ねは、さらに活動を次につなげる原動力となっていったこと、自分たち自身の成長だけでなく、仲間とのつながりも活動過程で実感できたこと、また自分たち自身も充実した学生生活を過ごせたこと、それらを、実に深い意味がこめられているのですが、さらっとスライドではわずか3行の短い言葉で完結にまとめて伝えられました。
 試行錯誤を伴った思い出の多い3年間の活動の総括を、この場にいた参加者全員が感動と共感をもって聞き入りました。

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 一方、活動を始めた4年生より代替わりして、先輩たちの想いを引き継ぎ、同じ地域(安田町)で活動しはじめた学生団体もあります。2年生3年生を中心に10名が参加して、これからの活動への意気込みがとても感じられた発表でした。
 同じグループのメンバーがこうして大勢一緒に参加することで、「自分たちの日頃の活動を客観視することができて、また学生にとって価値ある話が聞けてとてもよかったと思う。これらについてメンバーの一人一人が考えを持ってくれたことで、今後の活動の着火剤が得られたことが大きな収穫」という感想をいただきました。
 タイムリーに同じ場で同じ思いを共有しあえることの意義はたいへん大きいと思います。

 今回、公益信託「高知市まちづくりファンド」の新設コースの紹介もありました。説明をしてくれたのは、ファンド審査会で学生ながら運営委員を務める3年生です。

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 高知大学の地域活動団体の中には、現在このファンドで採択されて資金とアドバイスを受けながら活動しているグループ(ほたる飛ばし隊)もいて、活動資金を得る一つの手段として、みなさん興味をもって説明に聞き入っていました。

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 さて、後半は休憩をはさんで、グループワークです。当日即興で発表されたテーマは、前半の発表の内容も踏まえて「お金の問題 どう集める?どう使う?どうつなげる?」でした。

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 グループワークでは、団体同士、前半のお互いの発表内容を聞いているので、具体的に活動内容についてもっと聞きたい部分がそれぞれあったようで、活発に具体的な質問をしたり、逆に質問をうけたりして、話がとてもはずんでいました。何より率直な感想や疑問を学生同士で同じ目線でやりとりできたことは、有意義な情報共有、情報交換、課題の共有につながったことと思います。

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学生同士のつながりが深まり、新しい視点をもつことができた。
社会人の方の話もきくことで、まだ学生ではわからないようなことも教えてもらえてよかった。
問題点の解決策やアイデアを出してもらい、とても刺激になった。
地域へ貢献することばかりに目がいきがちだが、もともとはどういう活動をしたかったのかを見失うことはもったいないことだと気づかされた。
やりたいことから、どう貢献できるかを考えることが重要だと改めて思った。

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 以上、学生さんがグループワークを終えたあとの感想の一部です。

 地域とかかわる活動をしている学生さんたちにとっては、地域とどう向き合っていけばよいか常に考えており、地域のそれぞれの個性を踏まえながら、互いに同じような似た悩みがあり、課題があることがわかりました。ノウハウの共有や気軽な情報交換や相談、アドバイスできる場となったブラッシュアップ会では、多くの刺激をもらえたことでしょう。

 次回は10月13日(土)の開催予定です。今回の気づきや課題への取り組みが成果としてどのように進展していくか関係者一同で見守り応援していきたいと思います。また、新規活動団体の誕生も期待しています。

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