【えんむすび隊】地域に密着した百貨店の役割と想い出を聞いてみよう!

2017年2月23日
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 2月23日木曜日、えんむすび隊は高知大丸に行ってきました。

 高知大丸は今年創立70周年を迎えるということで、地域に密着した百貨店のあゆみや抱える役割、利用するお客様からみた高知大丸という、いつもとは少し違った目線から百貨店や高知市中心商店街についておうかがいすることとなりました。
 そこで、今回のえんむすび隊では、高知大丸の方々から70年の歴史を聞き、ショップ内のご案内をして頂いたのち、来店されているお客様にアンケートを実施し、その結果をもちより意見交換会をさせていただきました。

 朝9時半頃高知大丸の事務所へと到着したえんむすび隊は、まず高知大丸とその周辺地のあゆみについてご説明をいただきました。資料として用意いただいた高知大丸50年史には昔の写真が数多く掲載されており、今とは違う高知市の様子や風景に思わず見入ってしまいました。百貨店が持つ強みと弱みが今と昔で変わってきている事などについてもお話しいただき、中心商店街との歴史などについても楽しくうかがうことができました。
 その後、店舗内を案内していただきました。今回参加したのは全員男子学生ということもあり、普段見ることの無かった女性服のフロアなど興味津々。また、屋上には商売繁盛を願う神社が設けられていることも初めて知ったようでした。

 

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 用意していただいた昼食をいただいた後は、いよいよお客様アンケートです。
 来店の目的や売り場への想い、昔の思い出などお客様が高知大丸にどのような想いを持たれているのかを中心に、個々に分かれてお話をうかがいました。当日は店内催事が開催されていたこともあり、多くのお客様がご来店されている中勇気を出して声を掛けたおかげか、多くのお客様にご協力をいただきました。屋上の遊具で遊んだことや地下の開店するお菓子売り場といった子供の頃の思い出が強く印象に残っていること、店員の方とお客様の距離が近いことなど、色々なお話を伺うことができたようです。
 事務所に帰り、アンケート結果の共有をしたのち、高知大丸の社長や部長に報告をさせていただきました。また、学生自身が感じた事などについて意見交換もさせていただきました。

 

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 お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
 以下に参加した学生の声の一部を紹介します。是非ご一読ください。

●教育学部学校教員養成課程3年男子
 えんむすび隊の活動として高知大丸店にご来店したお客様の意見をお聞きすることができました。インタビューの中で感じたことは2点あります。1点目は店員さんとお客さんの距離です。私は高知唯一の百貨店である大丸の強みはお客さんとの親密さだと思いました。お客様が「働いている店員さんに会いに来た」というご来店目的を聞いた時に皆が笑顔になったことが印象的でした。このような関係性を気付いていくために何ができるのか自分自身も考えていきたいと思います。
 2点目はお客様の要望にどこまでこたえるべきなのかという事です。お客様の要望に応えすぎた結果、百貨店の役割を見失ってはいけないという事を学びました。

●人文学部社会経済学科3年男子
 高知大丸へはお客さんとして来ることしかなかったが今回これまでの大丸の歴史や実際にお客さんに聴き取りをしたり働く人の話を聞いて想いを感じ取れた。
 お客さんの生の声を聞くことは貴重でこれまでの商店街の活動にも生かせる部分もあった。普段じっくりと時間をかけてみることもないフロアも見ることができた。さまざまな思いを持って利用する人、昔の想い出を持っている人もいて、地域に根差した百貨店なんだと改めて感じた。

●地域協働学部地域協働学科1年男子
 普段利用する機会が少ない百貨店に対し百貨店とはどういったものなのか、普段目がいく公共の地域施設とは違うまた、地域の商店街とも違う百貨店が地域の中でどういった役割を担うのか、地域の人々にとってどのような場所なのか、といったことを日常とは違う視点で見て感じることができました。
 また一緒に参加した先輩方や企業の方との意見交換の中で単純に要望をすべて取り入れるのではなく、本来どの世代をターゲットに置いているのかを考えるといったような原点に立ち返ることの重要性や地域の商店街を含めた百貨店も地域のひとつなのだと改めて実感し学んだ。


 

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